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第4回 花粉症

 

 

花粉症とは?

スギなどの木や草花の開花期に一致して発症する、アレルギー性の鼻炎や結膜炎のことを花粉症といいます。特にスギ花粉症が有名ですが、その他にブタクサやヨモギなどの花粉症もあります。欧米では昔からイネやブタクサによる花粉症がありましたが、我が国では1960年代頃より明らかになり、その後急増しています。今年のスギ花粉飛散は、昨年夏の猛暑、秋のスギ雄花の着花状況などから全国的な大量飛散が予測されています。


アレルギー反応とは?

人間には、異物が体に侵入するとこれを排除する免疫という働きがあります。免疫反応とは病気にならないように体の外から入ってきた異物(抗原)に対して反応して、抗体が作られ、それを体から排除しようとして、抗原と抗体とが反応します。(抗原抗体反応)。免疫の働きが過敏になり体にとってよくない症状が出てくるものをアレルギーと呼んでいます。
アレルギー性鼻炎は、鼻粘膜での免疫反応が過敏になるためにおこります。


花粉症の4大症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ。

鼻の症状は、くしゃみ・鼻水が発作的にあらわれ、つづいて鼻づまりがおきます。鼻風邪に似ていますが花粉症では、水性の鼻汁で発熱はありません。目の症状は、かゆみ・充血・涙目です。ひどい時には、のどのかゆみ・痛みなども起きます。花粉症症状がひどくなると、いらいらしたり集中力が低下したりして、本人の辛さは大変なものです。


治療方法は?

花粉症の治療には、二通りの方法があります。
一つは薬を使用する方法で、局所に使用する場合(点眼、点眼薬)と内服する場合があります。二つ目は減感作療法というものです。これはアレルギーをおこすエキスを薄めて、毎週定期的に注射し、体を慣らす方法です。

【薬による治療】
「予防薬」は発作のおこる前に予防的に使用する薬です。花粉症のシーズン1〜2週間前より服用をはじめます。抗アレルギー薬を使用します。これらの薬は症状が強くなった場合には、あまり効果はありません。現在、その他にもいろいろな薬があり、患者さんの症状に合わせて使用されています。「治療薬」は、体内でアレルギーを起こさせる代表的な物質としてヒスタミンがあります。このヒスタミンを抑える薬が、抗ヒスタミン薬です。前記の症状が実際にある場合これらを抑えるために、抗ヒスタミン薬を使用します。速効性があり花粉症の治療に欠かせません。しかし従来の抗ヒスタミン薬は、眠気を伴ったり、集中力低下をきたしたりするといわれていましたが最近は、これらの副作用の少ない第2世代抗ヒスタミン薬が用いられています。また、症状が著しくひどい場合は、局所に副腎皮質ホルモン剤を使用します。今年のように大量飛散が予測されている年では、一種類の第2世代抗ヒスタミン薬だけで乗り切るのは困難と考えられ症状が重くなる時期には、他の薬を併用したりする必要もあるかもしれません。

【減感作療法】 (※当院では実施しておりません。)
アレルギーの体質は変えられませんが、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)に体のほうを少し慣らして、発作が起きないようにするものです。原因であるアレルゲンを少量より定期的に注射し、徐々に量を増やしていく治療で、体質改善を図る唯一の根本的治療法ですが、一週間に1〜2回注射を打つために通院が必要です。効果が出るまでには6か月くらいかかり、2〜3年といった長い期間をかけて治療を行います。


花粉症への対策は?

花粉から避けることが基本です。
◎外出に際して
花粉症用のマスクやゴーグル式眼鏡をして外出しましょう。(一般のガーゼマスクは目が粗いので花粉を通してしまうため効果はありません)家に入る前には、玄関などで衣服をはたいて付着した花粉を落とすようにしましょう。帰宅したら、うがいと洗顔をして目や鼻をぬるま湯(生理食塩水を温めて使うと目への刺激が少ない)で洗いましょう。いずれもまめに実行することが大切です。
◎家屋での対策
  花粉の侵入を防ぐため、窓の密閉性を高め、部屋を細かいフィルターを備えた掃除機でこまめに掃除しさらに水ぶきすると効果的です。空気清浄機を用いて花粉を除去するのも効果があります。


今年は、スギ花粉以外にヒノキ花粉も例年に比べて多いと予想されていますので2月初旬から4月下旬くらいまでの長期にわたっての花粉症対策が必要と思われます。

[ 医師 ]田中 徹
 
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